パパママが子育てしながら始められる「SDGs」~エコ篇~
2030年までの国際目標「SDGs(持続可能な開発目標)」。子どもたちのためにパパやママが取り組める内容を紹介します。
子どもたちの未来のために、「SDGs」を始めよう
「SDGs(エスディジーズ)」を知っていますか? 「SDGs(エスディジーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す、2015年9月の国連サミットで採択された国際目標です。
以下の17ゴール、169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを宣言しています。
1)貧困をなくそう
2)飢餓をゼロに
3)すべての人に健康と福祉を
4)質の高い教育をみんなに
5)ジェンダー平等を実現しよう
6)安全な水とトイレを世界中に
7)エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8)働き甲斐も経済成長も
9)産業と技術革新の基盤をつくろう
10)人や国の不平等をなくそう
11)住み続けられるまちづくりを
12)つくる責任つかう責任
13)気象変動に具体的な対策を
14)海の豊かさを守ろう
15)陸の豊かさも守ろう
16)平和と公正をすべての人に
17)パートナーシップで目標を達成しよう
外務省「Sustainable Development Goals」より
子どもが生まれて子育てをしていくなかで、「よりよい未来を子どもたちに託したい」と考えるようになった人も多いのではないでしょうか。また、自分の子どもが将来幸せに暮らせるように、地球上の子どもたちの幸せを願うパパやママも多いかと思います。
ここでは、17のゴールをパパやママが子育てをしながら取り組める「エコ生活」「子どもの未来」「働き方」の3つのグループに分け、まずは、「エコ生活」について考えていきたいと思います。
「SDGsって初めて聞いた」という人は、わかりやすい動画もあるので、見てみてください。
【外務省×SDGs】どれから始める?未来のために
エコのために、生活をちょっとだけ見直してみよう
それでは、
12「つかう責任つくる責任」
13「気候変動に具体的な対策を」
14「海の豊かさを守ろう」
15「陸の豊かさも守ろう」
について考えみましょう。
子育てしながらエコ活動、と考えると、取り組むべきものが増えて大変だと感じる人がいるかもしれませんが、簡単に始められることからスタートしてそれを続けていくということが何よりもの成果となります。
例えば、エコバックを使うといったことから、子どもの洋服やオムツ、洗剤、食材を購入する際、環境保全に取り組んでいる企業のものを選ぶだけでも、価値あるエコ活動といえるでしょう。
子どもと一緒にはじめるエコな暮らし
また、SDGsを子どもと一緒に考えていくのもよいですね。子ども自身が、自分や地球の未来に関心を持つことは、将来によい影響を与えるのではないでしょうか。
例えば、身近なことから取り組めるということを教えるために、子どもと一緒に地域のゴミ拾いに参加したり、ゴミを分別することを身につけさせたりしてみてはいかがでしょうか。子どもが関心を持ちやすい絵本を選んでみることもおすすめです。自然の大切さを描いた作品は数多く出版されているので、一緒に図書館に足を運ぶのもよいでしょう。
また、食べ終わったお菓子の箱やペットボトルなどの廃材でおもちゃを作ったり、サイズアウトした子どもの洋服をリサイクルに出したりすることも、大切なエコ活動のひとつだと思います。いままでの行動を大きく変える必要はありません。
難しいことは考えずに、できることから少しずつ、そして続けていくことが、子どもにも理解・浸透させていくことにつながるでしょう。
各自治体でも、さまざまなSDGsに関する情報が発信されています。ぜひこの機会に接してみてはいかがでしょうか。